今日は、店頭での・・・というより
私の失敗談を・・・(^_^;)

お箸やになってからまだ日が浅かったときのことです
でも少し慣れてきた頃、、、中途半端な・・
何の根拠もない自信過剰になっている時期でした

お客様がやってきて・・・・

私:「いらっしゃいませ」
お客様:「あのぉ、クロモジありますか?」

お店で扱っている木地は危なげながらも覚えて
何とかお客様に迷惑をかけないくらいのレベルには
なっていると思っていました

当店ではお箸にお客様の名前を彫刻名入れする
サービスが人気があります
文字の色も金・銀・・赤と4つの中から選べます

当時、クロモジは置いていなかったのです(T_T)
お店にない木地の知識は・・・・当然、当時の私にはありません(・_・;)

私はちょっと唐突だなと思いながらもすっかり彫刻名入れのことだと思い
お客様に・・・・・

私:「黒文字ですね?、、金や銀や赤もお選びいただけますよ!!」
(お客様は少し考えた後、間をおいて少し不思議そうに・・・)

お客様:「は? はぁ・・・(ーー;)」
お客様:「クロモジのお箸はないですか?・・・・」

(私はまだ何も気づかずに)
私:「はぁ・・・こちらのお箸でしたら、、、黒文字でも映えますよ(^_^)」

また少し間がありお客様は苦笑いをされながら、

この店員に言ってもダメかも・・・と思われたようで・・・

お客様:「ま、また来てみます(^_^;)、すいませんでした」

とお店を後にされました。私は最後まで何の疑いもなく
そんなに「黒文字」がよかったのかなぁと思い

お客様が帰られた後、少し考えていました。

そして・・・はっと気づきました

・・・何日か前に見ていた植物図鑑を

ク・ロ・モ・ジ

そうですお客様は楊枝や菓子きりなどに使われている
クロモジの木のお箸を探していらっしゃったのです

気づいた瞬間、、、顔から火が出る思いでした

お客様は自分よりそのお店の商品の知識がないと思うのは
多くの場合、店員の誤解です

当店のように「専門店」にこられるお客様の中には
私よりもはるかに木のことや漆のことに詳しい方が
多くいらっしゃいます。

それだけではありません。

新しいお店の情報や、テレビで扱っていた関連商品など
重要な情報はお客様からいただくことが多いです

知ったかぶりをする店員ほど信用されません
私も自分が客としてほかのお店に行ったときに
今回の私のような店員が応対したら
きっと「この人何も知らないな」と思っていたに違いありません

常に勉強、常に謙虚に・・・
そしてお客様の偉大さを痛感する失敗談でした

*余談ですが、私の父は和菓子の職人で、この話をしたら
「クロモジ」は当然知っていて、私は二度恥ずかしくなりました

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